今朝、NHKのあさイチで、コインランドリーの売上が非常に伸びていると特集されていました。どの位の伸びなのかは分かりませんでしたが、大型の洗濯機が利用者にとって便利なのだそうです。
コインランドリーといえばフランチャイズでの展開もありますので、有望なビジネスとして情報を整理してみました。
コインランドリーの位置づけが変わりつつある
以前は、コインランドリーといえば、家に洗濯機のないアパートなどに住まわれている方が使うイメージがありました。銭湯に併設されているコインランドリーもよく見かけました。
今流行っているコインランドリーは大型の洗濯機で、主婦が洗濯に掛ける時間を短縮できる点が受けているようです。女性の社会進出に伴って、洗濯物をまとめて洗い、洗濯まで一気にしてくれるのはメリットが大きいでしょうね。
また、大型の洗濯機だと、毛布・布団、カーテンなどを洗えるようです。こういった大物をクリーニングに出すと費用もかさむので、費用節約というニーズもあるようです。最近、花粉やハウスダストのアレルギーを持つ方が増えていますので、確かにこうしたニーズはありそうです。
コインランドリーの経営モデル
例えば、コインランドリー用の大型洗濯機を販売しているハイアールアクアがコインランドリーの経営を提案されています。
(提案書の内容は、2014年の日経フランチャイズショーで配布されていたものからの抜粋です)
≪9坪のレイアウト例≫
・洗濯乾燥機 1台
・洗濯機 1台
・乾燥機 大型 1台、小型6台
・スニーカーランドリー 1台
これだけ置くと、年間の売上650万円、年間利益240万円になるようです。
一般的に、コインランドリーのフランチャイズでは600万円位の初期開業費用でオープンさせることができます(洗濯機をリースにした場合)。600万円というのは、物件取得(賃貸契約)、内装工事、配管工事などです。その他、フランチャイズに加盟する場合は加盟金などがかかりますし、洗濯機を購入した場合には購入費用がかかります。
※実際には、物件取得費用や内装・配管工事はケースバイケースで、金額が異なってきます。
コインランドリービジネスの良いところ
・原則、無人経営が可能なので、人件費がかかりません(店舗の清掃やメンテナンスは必要です)。
・小さな投資でスタートできる。
・女性の社会進出により、家庭には置けない大型の洗濯機のニーズがある
・アレルギーを持つ人の増加など、布団やカーテンなどのクリーニングニーズがある
コインランドリービジネスの留意点
・無人にする時間が長いので、その間のトラブル対応
・売上が少ないと、洗濯機のリース料を賄えない可能性あり
(どの位のニーズがあるのか、店舗立地のリサーチが必要)
洋服は安いモノ(ファストファッションなど)で済ませることができても、毎日の洗濯を惜しむ人はそれほどいません。そして、クリーニングからの置き換え需要もありますので、本日のあさイチで特集されていたように、有望なビジネスではないかと考えています。
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私、山下哲博は資金調達サポートとフランチャイズを専門分野とする小規模事業者のビジネスサポーターです。企業の成長戦略をサポートすることで、地域にビジネスの芽が定着できるようお手伝いしています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
日経のフランチャイズショーでは沢山のチラシをもらってきて、全てスキャンして手元に保管しています。テレビを見てすぐにこのような内容の投稿ができるのは、スキャナーのおかげです。