フランチャイズ&起業・独立フェアin 大阪のセミナーに登壇して

大阪のFC展示会でのセミナーで登壇させていただきました。セミナーの内容は今後書きますので、今回は展示会について紹介させていただきます。

キャプチャ

出展事業者は54事業者

フランチャイズビジネスは2011年~2013年位の時期は加盟店募集にも勢いが感じられなかったのですが、ここにきて活況を呈しているように感じます。また、少し前までは介護や小規模ビジネスに偏っていたように感じますが、コンビニエンスストア各社、飲食店、リサイクルビジネス、様々なサービスなど、バラエティに富んだ出展事業者でした。

内訳は以下の通りです。

・飲食業FC    5

・小売業FC   11 (リサイクルを含む)

・サービス業FC 34

・その他支援など  4

 

相談はさまざま・・・

今回は「起業・独立フェア」なので、相談の中心は創業なのですが、具体的に考えられている方から、全く冷やかしに近い方までがいらっしゃいます。

具体的に考えられている方は、具体的に本部まで決めて考えていらっしゃいますし、冷やかしの方は、「フランチャイズなんて儲かるわけないじゃろ?違うんか?」と絡んでこられます。

 

共通するアドバイス

・フランチャイズは創業のための手段ではありますし、商売のネタやノウハウをもらうことができるので、起業するまでの時間を大幅に短縮できる

・やりたくもない商売を無理にやることはない。

・自分がやりたいことがあり、FCに加盟することでショートカットできるなら加盟を検討しても良い

・フランチャイズは事業スタートのノウハウをもらえるが、ノウハウは現時点のものであり、この先も同じようにうまくいくとは限らない

・従業員を教育して自分の右腕、左腕を作らないと事業は大きくならない

・従業員を引っ張っていくのは、オーナーの本気度。誰かにやらせようという考えでは従業員も適当にしかやらないので上手くいかない

どの相談者にも、こういった内容でアドバイスしています。

フランチャイズビジネスの将来

フランチャイズビジネスの肝は「ブランド」と「標準化」だと考えています。

ブランドを構築するためには、儲かるからやるということではなく、取り組みに対する大義名分が必要です。単に売上が上がる商材を仕入れてきて販売してということではなく、自分がどうしてその商売をやっているのか、その商売の先には何があるのかといった部分を明文化しなくてはなりません。

標準化とは、店舗のオペレーションを「誰がやっても同じ」レベルに揃えることです。職人技が必要で、特定の人に依存しているときはフランチャイズになりません。その業界に経験のない人がフランチャイズに加盟してきて、開業前研修を受ければ一通りのことが分かり、従業員を教育できるようになることが重要です。

 

ブランドを構築することは付加価値の向上になりますし、標準化を進めれば店舗展開のスピードが高まります。街中で日用品や日持ちのする食料やお酒を販売していたお店がコンビニエンスストアに変わったように、多くの分野で標準化が進んでフランチャイズビジネス化するのではないかと考えています。

私はフランチャイズビジネスの専門家としてフランチャイズを使って開業する人、フランチャイズを使って多店舗展開を進める企業、それぞれサポートをしていくことで、地域に根付いた便利なお店、サービスが地域に広がることを願って活動しております。

=====

私、山下哲博は資金調達サポートとフランチャイズを専門分野とする小規模事業者のビジネスサポーターです。企業の成長戦略をサポートすることで、地域にビジネスの芽が定着できるようお手伝いしています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

大阪は東京よりも蒸し暑いです。東京だと夜は上着がないと寒いのですが、大阪は無くても良いかな?位の感じです。セミナーに出た関係でネクタイをしているので余計に暑いです。