今日は外出の予定があって、その後に上野に立ち寄ってみました。上野にはいろいろなものがありますが、今日の目当てはバイク街でした。
私が社会人になって、最初の見習い現場が上野駅でしたので、上野には思い入れがあり、当時の印象が強かったのですが、バイク街は大きく様変わりしていました。
バイクの小物・ウェアを売る街
20年前、上野駅入谷口から首都高下の中央通りに出るとバイク屋さんが密集していました。ライダー用の革ジャンを着た人もたくさんいて、駅の反対側の上野公園口とは全く違う趣でした。
今ではJR東日本が運営するフィットネスクラブからプールの塩素臭がしてきて、中央通りには多少の面影はありましたが、ずいぶんソフトになってしまったように感じました。
売り物のメインは、バイクそのものではなく、グローブやヘルメットなどの小物に変わっていました。その他は車と一緒で買取店があったり、中古バイクが並んでいます。いかついバイクを並べるお店もありましたが、そういう店は1店舗だけで、他店舗との棲み分けがされている印象でした。
商品の買い換えサイクル
バイクは高級品ですので、一度買ったら通常3年以上は使うだろうと思います。昔は若者が購入したものの、家族を持ったりしてライフスタイルが変化したことで手放す人もいたでしょうが、今はバイクに乗るのは中高年が中心で、最初から実用品と言うよりは趣味で乗っているので、買い換えサイクルもずっと長いと思われます。
そして、以前はバイクを路上駐車しても大丈夫でしたが、今は駐車違反の対象になります。車はコインパーキングが増えたのですが、二輪車を駐めるスペースは非常に限られています。したがって、乗っていっても都市部では駐めることができないので、趣味の乗り物になってしまいます。
環境変化とビジネスモデル
このようにオートバイ市場には強い逆風がふき、国内のバイク市場は急速に縮小しています。以前はオートバイの聖地のようなポジションだった上野・入谷地区でも例外ではありません。そのため、多くの店が閉店することを選び、残ったお店はグッズ類を中心にした品揃えになっていました。環境変化は街中の店舗に非常に大きな変化をもたらすことにご留意ください。
フランチャイズ契約の留意点
フランチャイズ契約の多くは短くても5年、長い契約では10〜15年になります。今は良くても期間が長くなれば長くなるほど、事業環境は変わっていく可能性が増します。自分がダメだと思って事業撤退することは大いにあり得ます。
是非、フランチャイズ契約を締結する際は「辞めるとき」を念頭に置いて、どういう風に契約に拘束されるのかを確認してください。(最後は金かもしれませんが・・・)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
(あとがき)
外出先から最寄りの東京駅に出て、上野まで行く際に「上野・東京ライン」に乗りました。報道されている通り、行き先が非常に分かりづらいです。
古河行きと出ていると、古河=茨城というイメージがあるので常磐線かな?と思ってしまいます。地下鉄と同じように電車に色を塗ってどの路線か分かりやすくしても良いように感じました(利用者が行き先くらい覚えてくれよというJR流の発想かもしれませんが)。