今月より会社組織を作り、個人事業主から会社経営者に変わりました。自分のやっていることは変わらないのですが、いろいろと手続きが面倒でした。ただ、専門家の先生にお願いしたのでとても楽できたのは事実です。専門家の意義について考えてみました。
会社設立の専門家:司法書士
会社を設立するには、会社設立の届出を法務局に行わなくてはなりません。ただ、会社設立のことが分かっていないと、会社の定款を正しく作ることができません。インターネットを見ればそれらしいことは書いてあるのですが、自分の場合はどうなのか、初めてのことでもあり、判断が付きません。
例えば、今回は取締役の任期を10年で設定しましたし、少しでも可能性のある事業については全て事業目的に入れてもらいました。専門家の助言が無ければ、任期を5年くらいで良いのでは?と短く設定したでしょうし、目的も適切な文言が思い浮かばなかったでしょう。
しかし、取締役の任期が来れば更新の登記をしなくてはなりませんし、目的が実態に合わなければ定款の変更登記が必要です。こういったことは自分が登記してみて初めて良く分かることなので、専門家のサポートは非常に大きいです。
税務の専門家:税理士
今回は、最初に税理士さんありきで、会社設立の相談をさせていただきました。前述の司法書士さんはその税理士さんからの紹介で、とても安くやっていただきました(会社設立にかかる費用の多くは登録免許税や印紙税で、司法書士報酬はそれほどの額ではありません)。
税理士さんは会計ソフトをPCに入れてくれ、税務署への届出を代行してやってくれます。自分で税務署に行ってもさっぱり分からないので、本当に助かります。これまでは自分のお金と事業のお金が混同している部分がありましたが、会社を作ったら個人使用と法人使用で分けなければなりません。理屈では分かっているのですが、実際にどのように管理すればよいかについては、税理士さんが教えてくれました。
こちらも、会社を作って最初に経験することですと、分からない事ばかりです。あちこちの会社を担当され、実際に税務監査などにも立ち会われている先生の判断をいただけると迷いがなくなりますので、時間の節約にもなります。
専門家とは、普通の人が普段はやらないけれども、必要な時に必要なサービスを提供してくれる方だと思います。インターネットで大抵のことは調べることができますが、その知識はそのまま使える物ではありません。やはり、分かっている専門家にアドバイスをもらえると時間を節約できますし、間違えてしまって後からやり直すロスもなくなります。
自分の専門領域である、フランチャイズや資金調達サポートについても、インターネットにはない深い知識が求められます。事業計画を書く際のノウハウだったり、フランチャイズ本部がトラブルになりがちな部分の知識だったり、適切なアドバイスをすることができます。自分も専門家として、普通の方がなかなか分からない分野を分かりやすく案内して上げようと思います。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
急に忙しくなり、この週末はずっと机に向かっていました。それでも仕事が終わりません。日曜日まで仕事に追われるのは嬉しい反面ですが、やり過ぎです。この先、2月は確定申告もあるので、しばらく週末も時間に追われそうです。