創業相談には2種類のタイプあり〜積極的な相談者と消極的な相談者

今週は3件の創業相談を受けました。そのうち2件は分かりやすくてワクワクする内容でしたが、もう1件は残念な内容でした。

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創業相談には2種類有る

創業の相談に来られる方には大きく2種類有ります。1つは、自分はこんなことをやりたいと嬉々として語る方、もう1つは「起業でもするか」という方です。そして、後者については「人ごと」のように話しますし、「あんた、専門家だろ。儲かるビジネスくらい教えろよ」という感じです。

 

前提:起業は自分の責任でする

起業は、事業を行う人が全てリスクを背負って行うものです。自分の貯金で始められるビジネス、借入をして初期投資をするビジネスとありますが、どちらにしても起業する人に責任があります。

したがって、外部の専門家に相談して、足りないところは取り入れるべきですが、そもそもの軸の部分は本人が決めることです。自己資金が足りないなら頑張って集めてくるか貯金するべきですし、事業内容が曖昧ならしっかりと考えるべきです。

 

積極的な人には分かりやすい成功ストーリーがある

相談でお話を伺う際、それほど多くの時間はありません。ビジネスの内容を聞いて、どういう商品で誰が求めているのか、求めている人にどのようにアプローチするのか、すぐに分かれば優れたビジネスですし、どこかが曖昧だと収益を産み出すまでに時間がかかるでしょう。商品の善し悪しよりも、誰にどうやって販売していくのかについて分かりやすいのが一番です。
実際にやってみないと分からないのは確かですが、ストーリーを持っている人と、何をするのか分からない人では、成功確率は大きく違うと思います。

 

どうしてその仕事をするのか

起業する方が必ず聞かれることとして「創業動機」があると思います。どうして会社員でなく自分でリスクを取ろうと思っているのか、想いの強さは重要です。想いがあるから辛くてもがんばれますし、想いに共感してお客様も付きますし、従業員も集まってくるのだと思います。

「でもしか起業」はダメと言われますが、「儲かるビジネスモデルだから、○○でもやってみるか」「自分は××しか経験がないから××しかできない」という起業では成功するのは難しいです。自分の意志で創業しようという方からの相談、お待ちしています。ホームページの「お問い合わせ」からご連絡ください。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

9月が終わり、クールビズが終わってしまうようです。例年より1ヶ月早く、ネクタイするのが憂鬱です。