スモールビジネス向けの法人カード、JALマイレージを考えるとセゾンアメックス一択か

会社を設立した際、会社のカードを作れないか悩みました。結論は思いがけないプラチナカードでした。新たに創業されて法人を設立される方の参考になれば

法人用カード

Amazonで買い物する際に必要なのはクレジットカードです。Amazonばかりでなくネットで買い物をする際にはクレジットカードがないと非常に不便です。

いまどき個人でクレジットカードを持たない人はいないわけで、会社を作った際、会社の銀行口座から引き落とししてくれるカードが必要でした。これまで通りに個人のカードを使って決済しても良いのですが、それだと会社のお金と自分のお金の区別が付かなくなりそうで嫌でした。

 

設立まもない法人には信用がない

そうはいっても、法人用の銀行口座を作って間もないときに作れるカードはほとんどありません。資本金を入れて会社を設立したものの、会社に全く信用がないからです。

そんな時に、法人でなく、代表者個人の審査情報でカードを作ってくれるところがセゾンカードでした。

 

セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカンエクスプレスカード

通常、プラチナカードはカード会社からの招待が無いと作成できません。通常のカードとゴールドは作れますが、プラチナは利用実績を元にカード会社が案内を出します。作りたくても作れないところにプラチナカードのステイタスはあります。

このカードは普通くらいの人が事業を始めた時に、「ま、大丈夫だろ」位の感覚で審査してくれまして、設立登記が済んで、銀行口座を作った位のタイミングで電話で申し込んだら、電話の30分後には審査がOKになりました。

ちなみに、同じセゾンのプラチナでないアメックスカードを法人名義で作れないか相談したら、強く拒絶されました。それまでうやうやしく申し込みのやり取りをしていた電話のオペレーターに「プラチナでなく、ブルーとかパールの一般カードは作れませんか?」と聞いたら「あ?おっしゃることの意味が分かりません」と口調が変わりました。

すなわち、プラチナの年会費(税込21,600円)を払うなら法人カードを発行しても良いが、一般カードは対象外だということだと思います。

冒頭のタイトルでも書きましたが、このカードだと個人で作るJALカードと同じ還元率、かつ、永久不滅ポイントもJALマイレージに交換できますので有利なレートです。逆に、JALの法人カードだと普段のショッピングはマイルが付かないのでメリットはありません。

 

アメックス・ビジネスカード

会社を作った初年度が黒字だったことと、アメックスからDMが届いたこともあって、アメックスのビジネスカードの問い合わせをしました。初年度黒字なら審査できるということでしたが、引き落とし口座が信用金庫である旨を伝えるとカードの発行を断られました。

逆に、会社を立ち上げたばかりであれば信金に口座があるのは普通だと思いますが、それはダメなようです。銀行2行で口座を作ると管理が煩わしいので、しばらくはセゾンのカードを使い続けることになりそうです。

 

一般的にはステイタスの高いプラチナカード、意外な盲点で設立直後の法人には優しいカードです。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

今年のノーベル賞、村上春樹さんは今年もダメでした。残念!

「カズオ・イシグロ」さんについては初めて名前を知りました。