中小企業診断士という資格は不思議な資格で、その資格が有れば特定の仕事ができるというものがありません。幅広い仕事ができる反面、初めての仕事も出てきます。
初めての仕事
中止企業診断士でも他の専門家でも初めての仕事というものはあるのですが、中小企業診断士は幅が広いです。例えば、調査の仕事、経営者と経営計画を作成する仕事、研修の講師、経営者と新規事業について検討する仕事、会社の事業承継の有無について経営者の後押しをする役割です。
普通は自分の仕事の分野を絞りますが、独立したての人はそうは言っていられないので、何でも取り組んで、段々と絞っていきます。
仕事のルート①先輩や組織からの紹介
自分の今の仕事はこれが一番多いです。人から紹介してもらって押し込んでもらった仕事で実績を出してリピートをもらうものです。紹介の場合は、紹介する側にも責任が発生しますので、確かな相手でないと紹介はしてくれません。
自分が先輩方からしてもらった感謝の気持ちを込めて、自分も紹介することはありますが、変な先生は紹介しません。
仕事のルート②養成コースを受講
研修講師などは「養成コース」が用意されているケースが多いです。最初は手弁当で研修に参加して、講習が修了して初めてスタートラインに立つことができます。
自分も中小企業大学校でのインストラクター業務は研修を受講してからお仕事につながっています。
仕事のルート③下請け
下請けというと言葉が悪いのですが、他の会社や先輩が取った仕事のメンバーに入れてもらいます。実際は仕事を取るのが一番大変なので、仕事を取ってきた方が全体調整をしてくれる代わりに、報酬を多めに取るのが通常です。
中には、暴利といっても良いくらいの配分割合になるケースもありますが、普通はそれほど悪質なケースはありません。
周りから仕事が回ってくるのは、「中小企業診断士」という資格を有しているからです。その資格があることで、最低限のスペックが分かっているという評価につながっています。資格を持っているから仕事が有るわけではないのですが、資格を持つことでスタートラインに乗せてもらえるのは事実です。
今後も、仕事を紹介してもらったり、何かのチャンスに押し込んでもらったりと、周りからのサポートでお仕事をさせてもらえる事でしょう。
「仕事が出来ることに感謝」です。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。
・補助金や事業計画のサポート
・売上増加につながるご支援
難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
三浦大輔投手の引退試合をテレビで見ました。みなさん18番を付けて試合されていて、失点の多さはともかく、良い試合でした。