フランチャイズ展開に興味があるという問い合わせを受けることがあります。自分が大枠をお示しすると、多くの経営者はイメージが湧いてくるようです。そして、外部の力を借りようと感じる方もいれば、自分でもできると考える方もいます。自分がアドバイスしている内容を簡単にお示しします。
フランチャイズ本部の始め方
フランチャイズを始めるには、2つのことが必要です。
・商売のフォーマット
・加盟希望者
フランチャイズは「営業権」ですから、営業してみたいと感じてもらえるだけの商売のフォーマットが必要ですし、その営業権を買ってくれる人が必要です。商売のフォーマットが優れていても、加盟希望者を集めるのに四苦八苦しているケースはよくありますし、逆に加盟希望者を集めるのはうまくても、商売のフォーマットが今ひとつで、加盟した人とトラブルが多発している本部も沢山あります。
フランチャイズ本部を始めるための準備
フランチャイズ本部を始めるには、多くの準備が必要です。
・フランチャイズ契約に至るまでのツール類
・開業前に外部の方に商売を教える指導体制
・開業後、店舗を定期的に指導する体制
何をどこまで準備するか洗い出していけば沢山ありますし、中には定期的な指導はしない等、本部が方針を決めることはできます。ただ、フランチャイズ契約の内容を説明するツールは必要ですし、外部の方に加盟してもらう以上は商売のことを教えてあげなくてはなりません。そして、開業後も適切に営業しているかどうかをチェックしていく必要があります。
そのため、通常は契約に至るまでのツール作成、店舗オープン業務、オープン後の指導に分けて助言して準備していきます。
フランチャイズ本部作りの準備
フランチャイズをやりたいという相談を受けた際、半年から1年くらいの準備期間をいただきます。もっとも、無駄に時間がかかるという訳ではなく、段階的に準備をしていきますので、ダラダラ時間がかかるという印象はないと思います。
自分が得意にしているのは契約までのツール類作成のお手伝いです。ここは契約書とかマニュアル、説明のチラシ等コンテンツの整理になりますので、客観的なアドバイスを行いながら作成のお手伝いをさせていただきます。また、開業前の指導内容についても、外部の立場からアドバイスできます。
あまりチャンスがないのは開業後の指導です。本来は加盟店がいくつかできたら、その後の指導が必要になるものだと思いますが、そこまで来るとお役ご免になることが多いです。
当方の指導スタンス
フランチャイズ本部作りの助言は早ければ半年、通常は1年くらいです。ただ、こちらからの助言が必要なさそうでしたら、途中でもプロジェクト終了ということで受け入れます。通常は半年契約で自動更新条項を入れてスタートし、無理に引き延ばすことはしていません。
本来は加盟店ができてからもいろいろと問題が起こりますし、外部からのアドバイスは貴重なものだと思います。また、立ち上げ時にはハンズオンで週1回程度なら常駐して内部人材へのアドバイスもいたします。
商売のフォーマットを作る事と、フランチャイズ本部を作る事は別物ですので、専門のコンサルタントから助言を受ける事は重要です。従業員を雇うのと違って、必要なくなれば契約終了ですので、ノウハウを吸収することは有意義だと思います。ご興味がありましたらお問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、店舗ビジネスやスモールビジネスの成長をサポートすることでしたら、お役に立つことができます。
・創業時の創業計画、創業融資獲得
・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ
・資金調達のための事業計画、補助金確保、経営力向上計画、経営革新計画
特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。
このブログは情報発信のために不定期に書いています。
あとがき
過去には期間限定で週5回常駐して役員としてお手伝いしたケースもありました。結果的に4億7千万調達することになりましたので、顧問料(役員報酬)以上の仕事はできたと思っています。