先日、フランチャイズ・ショーのプレビューについて投稿しましたが、今日実際に現地に行って来ました。
自分が注目して見てきているのはサービス業になりまして、フィットネス施設が元気だなと感じました。ちょこざっぷで少人数セルフ型が注目を集めていますが、他の事業者も頑張っています。当方の主観になりますが、感じたことを記してみます。
フランチャイズ・ショー全般で感じたこと
フランチャイズ・ショーの2日目ですが、来場者数はそれほど多くなかった印象です。昨年は出展したブースの前に「コロッケのころっ家」が出ていたので賑やかだったというのもありますが、割と展示会会場をスムーズに歩き回ることができました。
ただ、セミナー会場は毎回いっぱいでしたし、どこのブースもまんべんなく賑わっている感じでした。来場者は目的意識を持って出展を回り、出展者はコンパニオンや飾り付け、試食の配布などの賑やかしでなく、事業内容を丁寧に説明している印象でした。
サービス業のトレンド①介護サービス
10年前は介護、特にデイサービスのFCが数多く出ていました。今回は介護で出ているところは少なく、出ている事業者さんに聞くと「随分多くの介護事業者が淘汰されました。うちは大丈夫ですよ」とおっしゃっていました。
10年前に流行っていたのは「小規模」のデイサービスでしたが、今は「中〜大規模」のデイサービスが主流だそうです。本来、定員が多いほうが施設の運営効率が良いはずですが、以前は小規模施設の方が効率よく介護報酬をもらえるという側面がありました。そのため、多くの事業者が小規模デイサービスのひな形を作ってフランチャイズ展開していました。
今は、小規模施設への優遇的な加算がなくなり、フランチャイズ募集を積極的に行っているのは大きめの設備でした。
印象に残ったのbody pioneerのリハビリ特化型のデイサービスです。
→デイサービスが根付いてきて、利用者のニーズが高度化してきている。
単にマシンを置いて筋力の維持を図るだけでなく、利用者それぞれの目的に
沿った運動プログラムを提案し、サービスを提供していくようです。
サービス業のトレンド②フィットネス
フィットネスクラブについては、以前主流だった「総合型」ではなく、何かに特化した形のフィットネスクラブが募集の中心です。
セントラルスポーツやティップネスのようにプールやスタジオ、運動後の入浴施設を備えた施設は巨額の投資が必要になりますし、それを回収するために広域からの集客をする必要があります。既存のフィットネス施設が多数残っていることも含め、違う業態を細かく立ち上げている印象です。
今回目立っていたのは、格安フィットネスクラブでありながら、ある程度の運動用機器を揃えている施設でした。
印象に残ったのはBee Quickです。
180坪の大型店舗で運動機器が充実しているのに月額3,300円で利用できます。
ライザップさんが展開している「ちょこざっぷ」はマシンの種類が10種類以下のコンパクトな施設ですが、Bee Quickは設備が大きい分、様々な設備を備えることができます。
IT導入で施設への入店だけでなく、運動メニューの実施状況をマシンごとにフェイスIDで把握していたPocket Fitnessも印象に残りました。
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フランチャイズに加盟される際には、良い話を聞くばかりでなく、他の人に説明して、「それ良いね」と行ってもらえるかどうか確認するのが鉄則です。
上記フランチャイズについても、開発担当者から聞いたことやチラシを元に書いていますが、ご自身でも裏付けを取ることをおすすめします。
《あとがき》
例年よりも人数が少ない印象のフランチャイズ・ショーでしたが、その分、各ブースで丁寧にお話を聞くことができた印象です。明日、3月3日まで開催していますので、お時間ある方は行かれてみて、興味のある分野についてお話聞いてみると良いでしょう。