時期限定の地域資源〜ホタル祭りやバラ祭りin 信州

週末は長野に旅行に行ってきました。お目当てはバラと蛍でした。

長野県諏訪・伊那地区

長野県は中央高速、JR中央線とも、東京〜諏訪〜名古屋と道が続いています。
いつも自分が行くのは蓼科で茅野市から東に向かった地域なのですが、今回の目的地である辰野・高遠は諏訪大社のところから峠越えをしていくことができます。

JRや高速だと岡谷を回るので遠回りです。

地図

 

蓼科 バラクライングリッシュガーデン

我が家はこの施設に年に4,5回行きます。GWから秋までほぼ毎月のように行くのですが、6月の中旬に「フラワーショー」というイベントが開催され、観光バスがガンガン到着してきます。

お昼はクーポン券を持った人が行列を作り、食事と引き替えるまでに30分近くかかります。

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↑柔らかい感じの美しさです。ちょうど見頃でした。

この施設は高度1100メートルに位置するので、6月の中旬がイングリッシュローズのシーズンです。イングリッシュローズは四季咲きという特徴と、オールドローズの美しさを兼ね備えた品種だそうです。

 

高遠ローズガーデン

こちらは、地域としてバラを観光資源として捉えていて、6月の2週間ほどは「バラ祭り」と称して、観光客を集めています。もっとも、高遠という地域は桜でも有名です。

こちらは、蓼科のような高原ではありませんので、オールドローズという昔からある品種が中心です。こちらは、四季咲きではないので今がシーズンです。

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 ↑ツツジのようですが、バラです。

これだけ見事にバラが咲いているイベントが首都圏であったら大混雑になると思いますが、長野県伊那郡という行きづらい地域ということもあって、比較的空いています。自動車だと臨時駐車場に駐めてシャトルバスに乗ることになるのですが、十分行く価値のあるイベントです。

 

辰野蛍まつり

こちらは日本一?のほたるイベントです。日本一というのは特設webサイトの宣伝文句ですが、多いときは一日に1万匹以上の蛍を見ることができます。スマホで適当に取っても、たくさんの蛍の写真を撮ることができます。

このお祭りは、6月11日(土)〜19日(日)までの9日間です。有料駐車場が1,000台近く、役所や民間企業(IHI)の駐車場が週末になると開放されて1,000台以上の車を駐めることができます。

こちらはJR中央線でもアクセスできますので、かなり広い公園なのですが、観光客で一杯です。観光バスも来ていて、外国人も来ていました。

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↑スマホでも撮れてました。    ↓拡大すると、確かに蛍です。

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車山高原のレンゲツツジ

こちらはお祭りではありませんが、この時期しか見られないので見てきました。車山高原のwebサイトで「ツツジキャンペーン」という告知がされていたのですが、実際に行ってみると、それほど沢山は咲いていません。それでも所々咲いていました。

車山は7月に入ってからニッコウキスゲが咲きますので、その時期にも行ってみたいです。

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↑国定公園内なので、遠くに咲いているツツジは撮れません。近くでパチリ

時期限定の観光資源

花や蛍は観賞できる時期が限られます。また、前々から予定していても、実際に楽しめる時期がずれる可能性がある他、当日の天気が悪くて楽しめないということが起こりえます。

カナダやスイスなど、自然の鑑賞を目的に多くの観光客を集客できる地域があります。それらの観光地は山や湖など、比較的、行けば見ることのできる自然でもあります。

一方、花や蛍は行っても確実に楽しめるかが分からないので、大手の旅行社にとってはツアーを組みにくい素材になります。

そのため、観光資源として大きく育てるには、地域から情報を発信していくことが不可欠になると言っても良いでしょう。インターネットやブログなど、地域の情報があちこちから発信されると、都市と地方の交流人口が増えるのではないかと感じます。

 

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

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難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

蛍は子供の頃見たことがありましたが、あれだけ沢山の蛍を一度に見たのは初めてです。暗闇の中でのかすかな光であり、その迫力を十分に写真に出来ないのが残念でしたが、とても面白かったです