新年に向けて、昨年の振り返りをする~会社設立1年目の反省

昨年は会社を設立して1年目でした。個人事業としてやっているのと法人では全く違う感覚でした。今年も緊張感を持ってやっていきたいと思います。

7428a85ea12e821d031c72034c7bb0fd_s

会社設立の理由

自分が会社を設立したのは、大きめの金額の見積書を出すときに相手から嫌がられることが増えたからでした。自分一人でできそうもないと判断して、外部に一部を委託するつもりで見積を作ると、「個人の方に払える金額には限度がある」、「できれば会社組織に支払いたい」ということを言われるようになりました。

フリーランスとしてやっているので、法人にしなくて良いと考えていたのですが、相手から言われる機会が何回かあったので法人にしました。

 

法人と個人の違い

個人事業だと確定申告の義務はありますが、確定申告は人に見せるためのものではありません。あくまで、税金支払いのために1年間で計算しているだけで、自分のお金と事業で一時的に入って来ているお金が一緒になっていました。

会社にすると、利益が出ている会社か、利益が出ていない会社なのかが問われます。今まで、人の会社の決算書は散々みていましたが、自分が会社にしてみて、こりゃ大変だと思いました。

小売業や飲食店のように、決まった収入などありませんので、月々必死にもがいて売上をかき集めて、月々必要な費用を支払って、何とか決算書が出来上がります。月々の試算表を作って収支は見ていたのですが、減価償却費や最後に払う税金やらで、思いの外、利益が飛んでしまいます。

 

見込み売上は役に立たなかった

フリーランスでやっていると、あちこち仕事になりそうなところに手を広げていきます。そして、あちこちから「仕事を一緒にやろう」という話をいただくのですが、他力本願の話はほぼ実現しませんでした。会社設立時に見込み度60%とか40%と見込んでいた案件はほぼ0でした。予期せぬ所から仕事が来るか、自分がこれまでやっていた仕事のリピートや自分で種をまいていたところからしか仕事は来ませんでした。

他人をアテにして見込み案件とカウントしても全く意味が無いと改めて感じました。

 

昨年の反省

必要に迫られて会社組織にしたのですが、仕事の仕方としてはフリーランスとしての働き方でした。自分の専門知識が他社に高く評価されてあちこちから仕事が来るのは良いのですが、自ら仕事を創っていくという点ではまだまだでした。他者が作った仕事にあてはめてもらうのではなく、自分のペースで仕事を創っていくことで、忙しさをコントロールすることができていませんでした。昨年の後半から忙しいままでバタバタ来てしまいましたので、少し自分のペースを取り戻したいと反省しています。

 

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博はサービス業や流通業の小規模事業者向けのビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・フランチャイズを中心とした創業

→本部選びや創業時の計画、創業時の融資獲得

・フランチャイズ化とのれん分け

→多店舗展開、店舗の収益力向上

・補助金や融資などの経営計画づくり

→認定支援機関として、補助金の計画作成や日本政策金融公庫と連携した
融資サポート

これまで経験してきたことを元に、難しいことを分かりやすく、経営者のこれからの道筋が明確になるよう、サポートさせていただきます。

あとがき

年末はブログを1週間休みました。大変なのですが、これも自分の仕事として取り組んで行きたいと思います。