中小企業診断士養成講座

中小企業診断士になるには、1次試験に受かった後は、大きく2つの道があります。1つは2次試験に合格すること、もう1つは養成課程に行くことです。

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養成課程

養成課程については、いくつかの教育機関があります。一番の老舗は中小企業大学校の養成課程です。その他にも日本能率協会などの団体もありますし、私学の大学院もあります。大学院だと、中小企業診断士になれるばかりではなく、経営学修士(MBA)の学位も取ることができます。

養成課程は2次試験の代わりに受講するプログラムですので、2次試験で問われるケーススタディに代わって実際の企業を診断します。金銭的な余裕があれば、こちらの方が勉強になるのは間違いありません。

 

企業診断

私は4年ほど前から、企業診断のインストラクターの業務をしております。自分自身は2次試験に合格して、この道に入ったのですが、実際の企業を診断するのは大変です。どんなに調査をしても十分ということはありませんし、調査の結果が、自分たちが思い描いていた仮説と異なってくることもしょっちゅうあります。

グループで診断するので、グループの間で意見が一致しないことも沢山あります。メンバー間で理解度や考え方の違いも出てくるので、非常に大変です。私は独立後に商店街の診断をしたことがありますが、考え方の違うメンバーが一人いて、苦労した覚えがあります。それでも、リアルの企業・団体の診断をすることは、実践的な学びがありますし、100%正しい答えがないところも、実際の中小企業診断士の仕事と同じです。

まとめ

中小企業診断士になってから、実際に対応しなくてはならないのはリアルな企業ですし、生身の経営者です。どっちが勉強になるかと言われたら、養成課程の方が勉強になります。

ただ、この養成課程ですが、大学院だと修了するのに2年かかり、私がお世話になっている養成課程でも半年かかります。時間とお金に余裕がないとなかなか受講できないところが難点と言えるでしょう。

 

あとがき

今日はインストラクターの仕事をしてから、時間がなかったのでお客様に自宅オフィスに来て頂き打ち合わせをしました。終了時間22時とハードな一日でした。