今日、久々に港北(横浜市)のIKEAに行ってきました。特段買いたいものはなかったのですが、その先まで妻と出かけていていたので、妻が寄って帰りたいということで行ってきました。
※絵はIKEAとは関係がありません
自分の生活がグレードアップする感覚
IKEA港北店には、部屋そのものをコーディネートした展示があります。一人暮らしの人の部屋、若いカップル向けの部屋、SOHOを意識した仕事部屋などです。自分は自宅で仕事していますので、かっこいい机や本棚などを見ていると、自分の仕事環境がグレードアップしたかのように感じます。このようにワクワク感があって、行くのが楽しいと思える売り場作りが重要でないかと思います。
ショールーミングに負けない売り場
家電やデジタル製品については、コモディティ化という言葉が常套句になっています。どこで買っても差が無く、比較するものが製品のスペックと価格だけであることから、量販店の売り場で実物を見て、実際にはネットで価格を比較して購入するショールーミング化という消費者行動について危惧されています。
ただ、このような風潮を嘆いているだけでは、価格を売り物にするネットショップに負けてしまいます。リアルの店舗として行うべきは、こういうことではないでしょうか?
・潜在的に欲しいと思っていたニーズを引き出す
→ふらっと寄って、ついつい買ってしまうということです。
・ネットでは分からない情報がある
→商品選びのポイントを説明するため、店員の接客や製品パンフレット、注意を引きつけるPOPなどです。ネットショップは確かに安いのですが、どの商品が優れているのかは正直わかりづらく、多くの実物を見て比較したときの第一印象に優るものはありません
・商品+サービスがある
大型家電などは取り付けのサービスが不可欠です。パソコンなどの小型機器でも最初に必要な設定をしてあげたり、製品の下取りをしてあげたりというサービスを提供することは可能です。メーカー保証の延長サービスや紛失・故障にそなえた保険などもユーザーにとってメリットがあります。ネットだと有事の対応が心配ですが、店舗で買えば、万一の時に相談することができます。
コンビニエンスストアでも、リサイクルストアでも、強いフランチャイズの店舗には魅力があります。小売業のフランチャイズを選ぶ際には、売り場作りに共感できて、自分自身がワクワクする店舗を展開しているところにかめいしてください。
あとがき
IKEAではオリエンタル・バイキングと称して500円の食事イベントを開催していました。1日限定800名受付ということでしたが、15時時点で整理券の配布終了というアナウンスが流れていました。単に家具を安く買えるだけでなく、家族で楽しく過ごせるところが人気なんだろうなと改めて思いました。