マクドナルドで活躍された原田氏がベネッセの代表取締役を退任されました。そして、日経には「プロ経営者の試練」と報道されました。
自分も経営者に経営に関する助言をさせていただいていますので、この記事で考えたことを記したいと思います。
プロ経営者の出番
プロ経営者に明確な定義があるわけではありませんが、経営手腕を買われて外部からスカウトされてくる方を意味しているものと思われます。
経営者については、普通はオーナー一族、オーナーの信頼の厚い方が任命されるものだと思います。ある程度の組織になると、組織の中で実績を上げた方が昇格していくものでしょう。
プロとして外部から招聘されるのは、非常時にある会社、会社を思い切り変えたいという企業に限定されると思います。
プロ経営者の成功例
一番の成功例は日産を率いるカルロス・ゴーン社長でしょう。経営に行き詰まった日産の経営を任されて、系列取引を見直したり、社内に「クロスファンクショナルチーム」を立ち上げて部署を超えたプロジェクトによって仕事のやり方をかえたりという改革を成し遂げました。
原田社長も日本マクドナルドでは実績を上げていますので、プロ経営者として素晴らしい実績を残されてきた経営者です。
再生企業とプロ経営者
日産もそうですが、経営が行き詰まっている会社だとプロ経営者がはまるように感じます。自分は再生ファンドが経営立て直しの為に派遣した経営者に対してインタビューしたことが何回かありますが、そういった経営者は人間的に魅力のある方ですし、今まで出来ていなかったことを徹底してやるようにしてこられた方です。
カルロス・ゴーン社長も「コミットメント」というコメントを多くされますが、経営改善につながる計画を立てて、徹底的にやり遂げるということが大切なのだと思います。
原田社長は今回挫折されましたが、必要とされる会社が他にも出てくるのではないかと思います。
自分はコンサルタントとして活動していますが、コンサルタントの本分は経営者に適切な提言をしていくことです。提言は言うだけですが、体を張って従業員を引っ張っていく経営者は本当に偉大だと思います。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。
・補助金や事業計画のサポート
・売上増加につながるご支援
難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
桝添都知事の謝罪会見がありました。これ、もともとは都知事が行う金曜日の定例会見の時間で、個人的な釈明をするための時間ではありません。野々村記事と同じように費用を返納させた上で収監して欲しいものです。