当方の昨年の売上のうち、約半分を占めたのが「補助金申請サポート」
補助金を取りたいという事業者様からヒアリングして申請書の作文などを行います。
今回、「自分でできる」セミナーを企画したのは理由があります。
補助金申請サポートのリアル
補助金申請の時の一番のハードルは「事業計画作成」です。
その部分で採択が決まるのですが、多くの事業者は計画づくりを改めて行っていないので、わざわざ作るのは大変です。
本来は、経営者が今後の方針を定めて、経営の「道しるべ」となるものを作って欲しいという意味合いがあるのですが、実際は「適当に書いておいて」と言われてしまうことが大半です。
事業計画を「人任せ」にする弊害
補助金事業は多額の投資を行い、後から投資に要したお金が戻ってきます。
そうなると、投資を回収するべく、売上や利益が増やすためにどうしていくかを
しっかりと考えておく必要があります。
また、事業再構築だと未経験の事業や取組に投資しますので、投資した後どのように取り組んでいくのかをしっかりと考えておく必要があります。
考え無しに投資する経営者はいないのですが、投資した後のことをしっかり考えておかないと初動が遅れてしまうのです。
弊害の例
例えば、こんなことになっています。
・いつまでも物件が決まらない
補助金事業には締切がありますが、最近は発注から納品まで
時間がかかっていますので、早々に物件決めて設備を発注しないと間に合いません
・生産性向上で製造能力が増えるけど、販路のめどが立たない
これまで手作りしていた工程を自動化し、これまでの10倍作れるようになったのですが、実際はそれほど販売する先もなく・・・
・補助金に記載した投資内容の見積もりが甘く、投資額が膨らんだ
計画作成を丸投げいただいたので、「居抜き物件の改装は500万円位ですか?」と確認して申請書を作成しました。
無事に、その内容が採択されたのですが、実際は2000万円近くかかりました。
最初の申請で採択されていますので補助金の増額はできないのですが、投資額が膨らんだので、計画書自体が書き直しになり、その内容の審査で余分に時間もかかりました。
(当方にとっては大掛かりな修正で手間がかかった上、本来いただける成功報酬もいただけず・・・)
申請書を自分で書くことの是非
メリット
実は、商工会議所などのサポートを受けて自分で申請している事業者は結構います。
外部の人間がサポートしても、その会社の現状を100%理解しているわけではなく、
自分でしっかりと考えた方が、後々役立つ「道しるべ」になります。
売上計画についても、さまざまなシナリオを検討し、実行可能な範囲でまとめた方が良いでしょう。
デメリット
商工会議所などのサポートは、事業者が自分で書いたものを商工会議所の専門家が修正していくという流れです。
いつまでも計画書としてまとめることができずに、申請の締切に間に合わないということが起こりがちです。
→ご参考:東京商工会議所での申請書作成サポート
当方のセミナーを受講するメリット
セミナーを受けることで、事業計画の大枠をつかむことができます。
そして、審査員に分かりやすいまとめ方のノウハウについて「盗む」こともできます
(当方のまとめ方のノウハウをお伝えします)
セミナーを聞いて、サポートが必要でしたら、フルサポート(丸投げできる形)、
スポットでの支援(アドバイス→計画書作成→再度アドバイスの流れ)など、
ご要望に合わせた形で支援内容をご用意します。
(セミナー後、こちらのサポートが必要でしたら、セミナー受講費はその後のサポート費用から引かせていただきます)
当方としては、補助金だけでなく、その後もアドバイスしたり、経営者の「壁打ちパートナー」として伴走していく関係を作りたいです。
一方的にこちらが計画書を丸投げされる関係でなく、経営者の意思をくみとって
横からサポートしていけたら良いなと考えています。
「自分でできる補助金セミナー」は今後も行っていきますので、ご興味ありましたら。
《あとがき》
昨日は割合暖かかったので、夜にゴルフ練習に行きました。
先日、氷点下の寒さの中では散々だったのですが、きちんと真っ直ぐ飛んでいて、少し自信回復できました(笑)。