訪日観光客1973万人、インバウンド需要に伴って、成長する業界

先日、2015年の訪日外国人の数が1973万人、2014年の1341万人から147.1%増と急激に伸びたことが報道されました。

2010年ころには、訪日外国人を1000万人に乗せることを当面の目標として、観光庁が発足されています。円安という追い風と中国の経済成長という追い風も受けて急に訪日客が増えているのですが、今後どういうことが起こりうるのか考えてみました。

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↑福岡、キャナルシティ内のラオックス

 

観光客の行動

観光客は、概ね観光名所といわれるところと、大きな都市を訪問します。成田空港からは東京や横浜、関西空港からは大阪や京都に来ることでしょう。約2000万人の観光客が全て押し寄せるわけではありませんが、都市圏の宿泊施設、買い物施設、飲食店、公共交通機関の利用者は間違いなく増えます。

 

宿泊施設

ホテルについては、東京オリンピックに合わせてあちこちできていますが、それでも足りなくなるので民泊が増えていくでしょう。ただ、普通のマンションにスーツケースをゴロゴロ転がして外国人が出入りするようになるとトラブルになりますので、マンションなどでは管理規定で「民泊禁止」にする動きが増えてくるのではないでしょうか。

また、都市部では、狭小ホテルも増えてくるでしょう。実際、今日訪問した先のビル隣の空き地では、110㎡の土地に10階建てのホテルが建つようでした。1フロアに15㎡弱の部屋を4部屋位は作れるでしょうか?1階が飲食店テナント、2階がフロント、3階から上が部屋として30部屋は取ることができます。

 

買い物施設

今も「爆買い」と言われていますが、外国人なしでは都市部の百貨店などはやっていけないくらいになるのではないでしょうか。我々みたいな生活者は百貨店での買い物は年に何回か必要な時にしか行きませんが、外国人観光客は「お金を使いに来ている」のです。百貨店みたいに、良いモノを選んで置いていて、街中のお店より接客も良いとなれば、多くの人が買い物にくるでしょう。

百貨店ではありませんが、先日、福岡に行った際、街の中心部であるキャナルシティでは大型のラオックスが入っていました。かつてのラオックスは電気量販店でしたが、今はインバウンド専門店です。沢山の人が買い物していましたが、平日の昼下がりに日本人でない人で賑わっていました。

 

飲食店

夜の渋谷のセンター街を歩いていると、かなりの外国人がいます。そして、ラーメンや回転寿司に入っていきます。いずれも写真が店の前に出ていて、細かく注文せずとも「指さし注文」できる点が良いのでしょう。

我々が外国を旅行すると、「ツーリストメニュー」があり、指させば適当に出てきます。細かいことが分からない外国人でもスムーズに注文できると、中に入りやすくなります。

 

公共交通機関と観光バス

初めて日本に来られる方はパッケージツアーで来られる方の比率が高いでしょうから、観光バスの需要が増えます。そして、2回目、3回目と来られる方は個人で公共の電車に乗ったりタクシーに乗るでしょう。日本は漢字だと外国人もよく分からないでしょうが、アルファベット表記だと何となく外国人でも理解できるでしょう。首都圏の地下鉄や私鉄では駅名と併記して路線の略称と駅番号があるので外国人でも分かるでしょう。

→京王井の頭線だと、IN01が渋谷駅、渋谷から数えて5つめの下北沢だとIN05です。

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観光バスについては、スキーバスの事故などがありましたが、これについては、乗用車に付いているような自動ブレーキなどを早く整備して、安全確保して欲しいです。

 

現時点で2000万人弱の訪日旅行者がいるのであれば、これからも増えていくことでしょう。日本には独自の文化があり、食事が美味しくて安全と旅行先として魅力がありますので。訪日観光客市場、これからも伸びていく上、まだまだ改善すべき取り組みもありますので、美味しい市場だと思います。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

今日の昼は15分でお昼を食べるか、コンビニで何かを買って駅ホームで食べるかの二択でした。あわてて入ったのが回転寿司。早くて美味しくて大満足でした。